オシャレな映画 まじできゅんとする方ではない(アニメ感想4:ルネッサンス)
【放映時期】2007(元のフランス語版は2006)
【視聴時期】2017
【お気に入り度】★★★☆☆
前々から目だけはつけていた全編モノクロ作品
どこか奇抜で興味だけはそそるよね。
白黒という情報以外は何も知らない状態で見た。
厳密には平野綾が出ていることは把握していたけど。
ふたを開けてみると中身は洋画的なフランスSF。
作画というかCGキャラクターのデザインも実写寄りで、全編CGで展開するからいつも見ている深夜アニメのノリとは異なる。
同時期に全編CGのシドニアも見ていたが、やはりシドニアはアニメ・漫画よりなデザインだね。
全編CGで見終えた作品と言えばけものフレンズ、CAT SHIT ONE、short peaceとかですね直近だと。
どれも日本原作。
思えば海外アニメを見る機会はほとんどなかったように思う。
バンダイチャンネルに依存している以上しょうがないけどね(どうやら現在は配信停止中)。
多分今作が初。
RWBYとか最近増えてきた中国産アニメとか身近にはなってきているのだけども。
キャラクターについて備忘録的に
不老不死の技術を発明した科学者のイローナ(cv平野)
技術悪用を予期したイローナの先生(ムラー博士)に誘拐される。
たぶんこの人
画像元:『ルネッサンス』作品情報 | cinemacafe.net
その誘拐事件の調査をしたのが主人公のカラス(最初の画像の人)
調査中カラスと恋に落ちちゃったりするイローナの姉のビスレーン
早老症で博士の研究のきっかけにもなった博士の弟
などです。
一丁前にキャラ名とか出しているけどカラス以外は覚えられなかった。
白黒だとキャラクターの印象を作る因子が一つ減ってしまっているのかもしれない。
一方でシンプルな色合いが故にストーリーへの集中力は増した気がする。
もちろんそれはこんな作品を見ているという虚栄心的な部分から生じたものもあるだろうけどね。
白黒が表現的に足を引っ張るかと言われれば、そうだからこそできるような表現もあったように思う。
例えば真っ黒の場面からスッとキャラクターが登場するなんてことができるから、これはこれで表現の幅が広いのかも。
その他に白黒と聞くと、Bad apple影絵のようななめらかなつなぎがイメージされる。
【東方】Bad Apple!! PV【影絵】 by あにら 東方/動画 - ニコニコ動画
そのために演出へのハードルが上がってしまった部分はあったかもしれない。
でもそんな表現をするにしてはリアル路線な作品だし、似合わないから今回くらいの感じがちょうどよいのかもしれない。
ふと考えると昼夜の違いを白黒で表現できるのって凄いと思う。
今作もはっきり昼夜区別できた。
ビスレーン絡みの話は基本夜で、後半のカーチェイスなんかは昼。
かなり昼ですよこれ
画像元:WEBアニメスタイル_特別企画
今作みたいなストーリーの映画をノワール映画(ノワール・フィルム)と言うらしいですよ。
広義的には「虚無的・悲観的・退廃的な指向性を持つ犯罪映画 を指した総称」らしい。
このジャンルでは多分死者がそこそこ出ることは珍しくないのだろうね。
本編では結構な人がお亡くなりになられました。
イローナの研究からしても死や不老不死が大きなテーマなのだろう。
しかしそこに関して大きく考察する気はない。
アニメくらい楽に見させてくれや。
内容を思い出そうとするとZETMANのopを思い出してしまうね。
単純に白黒つながりなんですけど。
そんなノイズに加え、日本語での感想であったり作品紹介であったりが少なくて内容のカンニングも一苦労。
だからあまり詳しいことを書けないというのが正直なところ。
そういえば博士の弟のお絵描きが作中唯一のカラーだったけど、どのような意図なんだろうね。
これはちょっと分からない…。
何の絵だったかも覚えてないや。
青と橙があったような…。
こんな感想でよいのでしょうか。多分いいです。
単純にストーリーが退屈させないものだし表現自体も今の時代では斬新で飽きさせない作品だった。
世界観的にも個人的には好き。
あまり評価されていない割には楽しめたと思う。
《後記》
萌えアニメの間に気取った作品を挟んで楽しくなろうって姿勢です。
しかしよく見ると本当に浅い感想ですね…。
まあこういった"映像作品"的なモノに対してはうかつに踏み込んで語りたくないという思いがあります。
大きく的外れなことを言ったり、いわゆる意識高い系のようなことを呟いたりするのは本望でないチキンなので。
感想でも触れましたが、本当に情報が集めにくい作品でした。
気づいたらバンダイチャンネルからも消えてるっぽいし。
あと文体が不定なのは仕様です。ご了承ください。